ブリッジ治療について
ブリッジ治療とはどんな治療?
歯が抜けてそのままにしておくと、抜けた部分の隣にある歯が倒れ込んできたり、元々あった歯と噛み合う側にある歯が伸びてきたりします。このようにして、全体の噛み合わせのバランスがわるくなてしまいます。そのため、抜けてしまった(欠損)した歯の噛む機能を補うため、ブリッジや入れ歯、インプラントなどを入れる必要があります。
「ブリッジ治療」は、欠損した歯の代わりの役目を果たす人工の歯を、歯を失った部分の両隣の歯を土台(支台歯)として、そこにかぶせる被せ物と一体化してつくったものです。つまり、両隣の歯を土台にして、人工歯を支えるわけです。この「橋渡しするような仕組み」から「ブリッジ」とよびます。
ブリッジと支台歯の境目はむし歯になりやすいので、装着後は念入りなブラッシングが必要です。また、ダミーの基底部(歯茎の側)も歯間ブラシなどで掃除することが不可欠です。プラークコントロールを怠ると、歯周病になりやすくなります。また、2本の支台歯で、3本分の噛む力をささえることになるため、どうしても支台歯を痛めやすい傾向がさけられません。
ブリッジ治療で起こりがちなリスクについて
歯を1本失い、その両隣りの歯を削り、支台歯としてブリッジを被せます。これからは2本の支台歯で3本分の力を受け止めていきます。
やがて支台歯がむし歯になり、神経(歯髄)までむし歯におかされてしまいました。歯の無い部分は歯を支える骨(歯槽骨)が退縮しています。
むし歯におかされた歯が抜歯となり、さらに隣りの歯を支台歯として、より大きなブリッジにしました。これからは2本の支台歯で4本分の力を受け止めていきます。
支台歯とした歯に大きな負担がかかり、ダメになってしまいました。さらに拡大してブリッジにしました。こうなると2本の支台歯で5本分の力を受け止めることになり、ますます支台歯への負担が大きくなります。
上記内容はあくまで、ひとつの例ではありますが、このように、ブリッジは「固定式」であるため、メリットもありますが、取り外せないため清掃性の問題や、拡大していったときに支台歯への負担が増すことなど、当然、デメリットもあります。
ブリッジ治療のメリット・デメリット
・義歯を固定してしまうので、一般的な入れ歯のような装着による違和感が少ない。
・保険の入れ歯のように金属のバネがないので見た目を自然にできる。
・材料などの条件に制約はあるが健康保険適用で治療を受けることができる。
・ブリッジを被せるためにに、両隣の歯を削り土台(支台歯)とする必要がある。
・支台歯はより多くの噛む力を負担することになるため痛めやすくなる。
・ブリッジをつけたことで空気がもれてしまい、治療前に比べて発音しにくくなることもある。
・歯の抜けた部分の骨が衰えていきやすいので骨と共に歯ぐきも下がり隙間が拡大する場合がある。
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